新人看護師が成長するためには、いくつかのコツがあります。それらを意識して業務にあたることで、患者から頼ってもらえるだけではなく、医師からも安心して仕事を任せてもらえるような看護師になれるでしょう。
では、実際にどうすれば成長できるのかという具体的な内容ですが、まずは働く環境を重視することです。患者の容態は日々変化し、回復傾向にある人もいれば突然悪化してしまう人もいます。そんな突然の事態にいつでも対応できるよう、自分自身も知識を深めていかなければなりません。このように知識や技術を磨くのであれば、大きくて設備も整っている病院を選ぶ必要があります。実際に1日数名の患者しか相手にしない小さな診療所やクリニックよりも、常に何十人という患者が診察に訪れ、そのうえ入院患者もいるほどの大きな病院の方が仕事が多い分、様々な経験が積みやすいです。
そして、先輩看護師から学ぶのもポイントとして挙げられます。患者への対応がスピーディーな人、誰からも愛されているような人など、看護師にも様々なタイプの人がいるでしょう。そんな先輩看護師のいいところを見つけて自分のものにできるよう、しっかり観察します。タイミングがよければ実際に聞いてみるのもいいですが、忙しい職場だと聞く暇もない可能性があるので、そのような時は見て盗むことを試してみるのがおすすめです。
医療の現場において、基本はOJTとなっています。テキストからでは学べない臨機応変さも必要なので、仕事をしながらしっかり吸収していくことが、看護師として成長するためには必要不可欠です。